更新日:2024年6月27日
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有機フッ素化合物に関する情報をお知らせします。
有機フッ素化合物のうち、PFAS(ピーファス、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称)は撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の性質があり、半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工剤、界面活性剤などの様々な用途に使用されてきました。
PFASの中でも、PFOS(ピーフォス、ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ピーフォア、ペルフルオロオクタン酸)は、分解されにくく、環境中に蓄積しやすいため、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
環境省は令和2年5月に、PFOSとPFOAを人の健康の保護に関する要監視項目に追加し、公共用水域及び地下水における暫定指針値を1リットルあたり50ng※(PFOS及びPFOAの合計値)としました。
※1ng(ナノグラム)は10億分の1グラム
令和元年度、令和2年度に環境省で全国調査を行っています。調査結果は以下のとおりです。
令和3年度から令和5年度まで河川及び地下水の調査を実施しています。調査結果は以下のとおりです。
令和6年度から令和8年度まで河川及び地下水の調査を実施します。実施要領は以下のとおりです。
国によると、PFOS、PFOAがどの程度身体に入ると健康に影響が出るのかについては、いまだ確定的な知見はなく、国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる健康被害が発生したという事例は確認されていません。
現在も最新の科学的知見に基づき、専門家による検討が進められています。国において、健康影響や暫定指針値の設定理由等についてQ&A集を作成していますので、ご参照ください。
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