更新日:2023年3月3日
ここから本文です。
不幸にして犯罪の被害や交通事故などに巻き込まれたとき、被害者本人はもとより、そのご家族やご遺族の方々にとって、犯罪や事故による直接的な被害にとどまらず、収入の途絶、医療費の負担などによる経済的困窮のほか、捜査や裁判に伴う精神的・時間的な負担、周囲の人々の無理解による配慮に欠けた対応など、様々な困難に直面されることが少なくありません。
犯罪被害者やそのご家族等が平穏な生活を取り戻すためには、支援に携わる関係機関や支援団体が精神面や医療面、経済面など多岐にわたる支援を行うことはもとより、県全体で犯罪被害者等が置かれる状況を正しく理解し支えていくことが必要です。
山形県では、「山形県犯罪被害者等支援条例」に基づき、関係機関や支援団体等と連携し、さまざまな施策を実施しています。
犯罪被害者等が平穏な生活を早期に回復することができるよう、犯罪被害者等支援の目的や理念を県民全体で共有し、犯罪被害者等を支え、県民が安心して暮らすことができる社会を実現していくため、平成22年に「山形県犯罪被害者等支援条例」を制定しました。
詳しくは「山形県犯罪被害者等支援条例」を制定しました(県警HP)をご覧ください。
山形県犯罪被害者等支援条例に基づき、犯罪被害者等の支援に関する施策を総合的かつ計画的に推進していくため、「第3次山形県犯罪被害者等支援推進計画(計画期間:R2~R6)」を策定しました。
詳しくは第3次山形県犯罪被害者等支援推進計画を策定しました(県警HP)をご覧ください。
犯罪被害者等からの問い合わせや相談内容は、被害の内容や犯罪被害者等の置かれている状況によって様々です。問い合わせや相談内容が担当業務と異なる範囲に及んでも、適切な支援機関や制度の紹介などを犯罪被害者等に対して速やかに行うことが必要です。
県では、各関係機関や自治体における担当職員の方々の参考にしていただけるよう、犯罪被害者等からの相談を受ける際の心構えや、関係機関の連絡先等をまとめた「犯罪被疑者等支援の手引」を作成し、さらなる支援体制の充実を図っています。
〈個別ダウンロード〉
06 様々なニーズに対応するための関係機関・団体との連携(PDF:518KB)
(令和5年3月改訂版)
犯罪被害者等自助グループについて紹介します。
犯罪被害者等自助グループとは、犯罪の被害に遭われた方やそのご家族など、被害当事者の方たちが集まるグループです。事件、事故により被害に遭われた当事者やそのご家族などの身体的・精神的負担ははかり知れず、その回復には長い年月が必要となります。
そのような中、同じような辛さや問題を抱える方同士、安心できる場、信頼できる仲間の中で、自分の気持ちを吐露したり、語り合うことは、孤立感、疎外感の軽減、抱える問題の解決や精神的回復につながるといわれています。
山形県には、「交通事故遺族の会」があります。
犯罪被害者(遺族)の声・「交通事故遺族の会」の紹介(県警HPに移動します)
お問い合わせ