更新日:2024年6月11日
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エシカル(ethical)とは、「倫理的」、「道徳的」という意味です。エシカル消費とは、「人や社会、地域、環境に配慮した商品やサービスを選んで消費すること」をいいます。
私たちが日々購入している商品やサービスの「向こう側」には、森林破壊や地球温暖化、児童労働などの社会問題を引き起こす要因が隠れていることがあります。私たち一人一人が、社会的な課題に気付き、日々の買物を通して、その課題の解決のために、自分は何ができるのかを考えてみること、これが、エシカル消費の第一歩です。
2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのうち、特にゴール12に関連する取組です。
私たちが日々何気なく選んでいる商品の背景に、過酷な児童労働や労働搾取、環境破壊などの問題が潜んでいるかもしれません。人・社会に配慮された商品を見つけて、選んで購入することで、より多くの人が持続可能な生活を送れるようになります。消費者一人ひとりが、思いやりを持った消費行動を心掛けることがエシカルにつながります。
商品が完成するまでには、多くの人が関わっています。ときには、立場の弱い開発途上国の生産者が過酷な労働や、児童労働を強いられていることもあります。
公正に取引する「フェアトレード」製品や福祉作業所で作られている商品を選ぶことで、生産者の生活や自立を手助けしたり、社会問題の解決を助けることができます。
障がい者が働く施設では、日用品などが製作されていますが、まだ多くの皆さんに浸透しているとはいえません。その結果として障がい者の多くが、安い工賃で働いているという実態があります。(写真:人と農の融合エコロジーガーデン)
人や社会への配慮に取り組む事業者(6事業者・団体)
インターネットの普及により、遠くで生産・製造された食材や商品が「いつでも」「どこでも」「好きなだけ」購入できるようになりました。「簡単」、「便利」に購入できることは魅力的ですが、地元で生産されたものを地元で消費することや地元で買い物をすることは地域の活性化につながります。(写真提供 鶴岡文化創造都市推進協議会)
地域への配慮に取り組む事業者(8事業者・団体)
私たちは、地球温暖化、森林の減少、プラスチックによる海洋の汚染など、様々な環境問題に直面しています。大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしを見直し、より良い未来に向かって一歩を踏み出しましょう。(写真:庄内町の風車群と田園風景)
環境への配慮に取り組む事業者(20事業者・団体)
エシカル消費の普及啓発を目指し、県内イベントに出展しました。来場者にエシカル消費の実践例などをお伝えしました。
左から、YAMAGATAにこにこマルシェ、「やまがた紅王」デビュー記念イベント、海のマルシェ、モンテディオ山形ホームゲーム
やまがた環境展2023、第71回山形県農林水産祭、スポGsサイエンス
エシカル消費の普及啓発のため、エシカル消費に取り組んでいる企業・団体などを募集します。
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