更新日:2024年1月18日
ここから本文です。
じゃがいもによる食中毒は、全国的に毎年数件ずつ発生しています。
じゃがいもの芽には、有毒物質(ソラニン)が含まれていることは一般的に知られており、調理の際には除去されています。
芽のほかにも古くなったり、日光に当たって緑色になった皮にも多くのソラニンが含まれています。
ソラニンを多量に含んだ部分の除去が不完全だと中毒を起こします。
さらに、小さく未熟なイモは全体にソラニンを含有している場合が多いといわれています。
ソラニンの毒性は、それほど強くありませんが、小児は成人と比べ中毒量が10分の1程度と少なく、保育園や小学校などの自家栽培による発育不良の小芋による中毒例が多いといわれています。
ソラニンは、加熱してもそのほとんどが分解しませんので、調理をする際は、皮を良くむき、特に芽の部分を完全に除去しましょう。
お問い合わせ