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更新日:2024年6月13日
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溶血性レンサ球菌(いわゆる「溶連菌」)は、一般的には発熱やのどの痛み等を引き起こす細菌ですが、まれに、細菌が通常は入り込まない組織(血液や筋肉など)に菌が侵入し、急激に症状が進行する重篤な疾患となることがあり、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」と呼ばれており、全国的に感染者が増加傾向にあります。
感染経路が明らかになっていない部分が多く、全国で解析が進められていますが、傷口や粘膜等から菌が侵入することにより病気を引き起こすこともあると言われています。
初期症状は、発熱などの風邪のような症状のほか、手足の強い痛みや腫れが現れます。
その後の病状の進行が非常に急激かつ劇的であり、発病後数十時間以内には、筋肉周辺組織の壊死を起こしたり、血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、死に至る場合もあります。
基本的な感染対策のほか、けがをした際には、傷口をよく洗い、清潔に保つことを心がけましょう。
また、手足の激しい痛みが生じるなど疑わしい症状がみられる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
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