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更新日:2023年8月30日
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サル痘ウイルスによる感染症です。感染症法では4類感染症に位置付けられております。
サル痘リーフレット〔日本語〕(厚生労働省作成)(PDF:678KB)
サル痘リーフレット〔 英 語 〕(厚生労働省作成)(PDF:413KB)
1970年に初めて人への感染が確認されて以降、主にアフリカ大陸で流行しています。
2022年5月以降、アフリカへの渡航歴のない感染者が欧米や北米を中心に確認されております。
通常、1~2週間の潜伏期間後に発症します。
症状は発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどが多いです。発熱1~3日後に発疹が出現します。
多くは軽症で、2~4週間で自然治癒します。
対症療法が行われます。
国内で利用可能な薬事承認された治療薬はありません。
天然痘ワクチンが、ウイルスにさらされた後の発症の予防や重症化予防に有効とされています。
(日本では1976年以降、小児への天然痘ワクチンの接種は行われていません。)
感染経路は、主に接触感染、飛沫感染です。
感染した人や動物の皮膚の病変、体液、血液との接触(性的接触を含む)が中心になります。
予防法としては、手指衛生(流水と石けんによる手洗い、擦式アルコール性手指消毒薬の使用)、マスクの着用が大切です。
また、発疹など症状が出現した際には、他の人とリネン類(寝具、タオル等)や食器の共有を避け、他の人と肌や顔を接しないようにしてください。